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2年が経ちました!
4月に入り、沖縄は早くも梅雨の気配を感じる高温多湿な日々が続いております。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
そんなジメジメとしたお天気の中でも元気いっぱいなのが、ポート・ヒロックの「オオゴマダラ」です。
幼虫と蛹を愛好家の方からお譲り頂いてから約2年、職員が大切に飼育を続け、
今では館内に開設した蝶園で数十頭にまで増えました。ご入居の皆様から愛される癒しの存在となっています。
沖縄県の県蝶としても知られる「オオゴマダラ」は成虫までの華麗な変貌ぶりも特徴のひとつ。
幼虫は白黒の縞模様に赤い斑点、角など派手な見た目が珍しく、「ホウライカガミ」と
いう毒のある植物のみを食します。
ホウライカガミの毒を体内に保有したまま蛹、蝶へと移行していきますが、
その蛹がなんと光り輝く金色!
自然界のものとは思えない、光沢のあるメタリックな姿はなんとも不思議です。
成虫になると白黒のまだら模様の羽をもつ大きな蝶へ変身します。
日本最大級と言われるその大きさは、羽を広げたときで驚きの13cm前後!
成人女性の手のひらほどもあります。
大きな羽で風を受け、ふわふわと自由に舞う様子は
時間を忘れてつい見入ってしまうほど。
優雅でおおらかな雰囲気は「南国の貴婦人」とも称されるオオゴマダラならではです。
蝶園のグリーンの裏をのぞきこむと、
変身する時を待つ蛹をいくつも見つけました。
今後も成長を楽しみに、お世話を続けていきます♪