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新年を迎え、旧正月を前にお茶室で「初釜」を開きました。
年始めの茶事「初釜」は、茶道の新年会のようなもので、
一般棟では新年の恒例としてご入居の皆様にお楽しみ頂いています。
今年はコロナ渦で一年越しの開催となりました。

床の間には、“功徳が海のごとく広大に集まる”という
意味の仏語「福寿海無量」の掛け軸とともに、
円満・平和・生命力を表す「結び柳」が飾られました。

「結び柳」とは、長くしなやかな柳の束を真ん中で結び輪にしたもので、
「今年一年を皆が健康に過ごし、また新たな正月を迎えることができるように」
との願いを込めて飾ります。
長いものほど縁起がいいとされ「初釜」には欠かせないお正月飾りです。

今回は初めてお茶会にご参加になる方やふらりと寄って頂いた方もいらっしゃり、
皆様お茶道具ひとつひとつやお作法にも興味津々。
お茶の先生のお話に耳を傾けながら、隣同士会話も弾みます。
季節を感じる和菓子や香り高いお抹茶を味わいながら、癒しのひと時を楽しみました。

近頃の沖縄は、早くも春を感じさせるような陽気が心地よく、
お茶室にはポカポカと暖かな光が差し込んでいました。
今年も健康で素敵な一年となりますように♪

暖かな新春のひと時に和やかなお茶会となりました。