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今夏の気づき
ポート・ヒロックの正面玄関で迎えてくれるブーゲンビレア。
昨年は少し色づきが弱く、ご入居の皆様から残念がるお声もありましたが、
今年は夏の日差しを受けてカラフルに映えています。
このブーゲンビレアは、ご入居者が長年丹精込めてお育てになったものをご寄贈頂いたものです。
接ぎ木無しで1本の木から2色が見られるタイプは珍しく、そこにお気づきになる方も多いのですが、
よく見ると葉も「斑入り」で面白い柄をしているのがわかります。
「斑入り」とは、葉の一部の組織で葉緑素が欠け、白や他色の模様斑が入っていることで、
その「突然変異」の美しさから鑑賞価値が高く、古くから珍重されてきたそうです。
個性豊かなその様子は、世代や出身も様々なご入居者が集うポート・ヒロックのイメージにもぴったりだなと感じます♪
そんなブーゲンビレアの近くには、ポート・ヒロックで
一番に大きなホウオウボクの木があります。
マダガスカル諸島原産、落葉性のあるホウオウボクは
世界三大花木としても有名で、この時期は青々とした
シダ状の葉をたくさんつけ、涼しい樹下は思わずひと休みしたくなるほど。
ホウオウボクは初夏から秋にかけて咲くまとまった鮮朱色の花が見ごたえたっぷりで、
まさに今の時期に見頃を迎えますが、ポート・ヒロックのホウオウボクはのんびり屋・・・。
開花を待ち遠しくしていたところ、毎朝庭の散歩を欠かさないご入居者さんが、
1つだけ咲いている花を見つけ声をかけてくれました♪
昨年は散歩時に花を見かけなかったとのことで、久しぶりの開花を喜んでいらっしゃいました。
そのまま順調に増え、満開になるのを楽しみに期待しながら、
秋にかけて毎日の観察を続けていきたいなと思います♪