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暑い日が続きますが、今のところ大きな台風に見舞われることもなく、
穏やかな日々が続く近頃の沖縄です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

ポート・ヒロックの池の睡蓮も色とりどりに咲き、
元気に夏の訪れを知らせています。

先日、館内で久しぶりのコンサートを開催しました。
今回は会場の入り口に呈茶席を設け、コンサート前にゆっくりとお茶もお楽しみ頂きました。
夏仕様の茶道具で点てたお抹茶と、季節の和菓子の組み合わせが目にも涼しく、
暑さも和らぐ爽やかな呈茶会となりました。

呈茶会のあとは“コントラバスとピアノの演奏会”のスタートです。
コントラバスは最年少でスイスのチューリッヒオペラの主席奏者となった
ヴィオレル・アレクサンドルさん、ピアノは県立芸術大学の講師をはじめ
世界各地で多数の演奏会やオペラ公演に携わっていらっしゃる宇江喜ゆりさんをお迎えしました。

また、今回はサプライズゲストとして、第4会世界のウチナーンチュ大会（※1）閉会式の
テーマソングの歌唱や映画・演劇など多方面でご活躍されているメゾソプラノ歌手、
兼島麗子さんにもお越しいただくなど豪華な演奏会でした。

めったにない貴重な機会となり、会場は多くのご入居者で満員に。
「ルーマニア舞曲」などヨーロッパの楽曲を中心に始まり、
後半は「えんどうの花」など馴染みのある沖縄の楽曲も演奏され、
皆様目を閉じてじっくりと聞き入っていました。
アンコールには「皆様もご一緒にどうぞ！」の掛け声とともに、
お三方の見事なハーモニーで「てぃんさぐぬ花」（※2）が演奏され、
会場を温かな雰囲気が包む様子が印象的でした。

コンサートから数日経ったあとも、ご入居の皆様から
「外国にいたときのことを思い出したわ」「生きててよかった！」と
多くのご感想が寄せられました♪
今後も、楽しい余韻の残るような催しを企画できるといいなと思っております。



（※1）世界のウチナーンチュ大会・・・海外移民など沖縄にルーツをもつ海外の沖縄県系人を招待して開催されるイベント。
（※2）「てぃんさぐぬ花」・・・沖縄本島を中心に伝わる沖縄民謡の1曲。鳳仙花（ホウセンカ）のことを沖縄の方言でてぃんさぐぬ花と呼ぶ。